Last Updated on 2023年6月19日 by Taichi
株を全滅させる勢い
ミニつるバラ【舞姫】の葉っぱを食い荒らす小さな幼虫。

チュウレンジハバチの幼虫
これ、チュウレンジハバチの幼虫です。
ちょっと油断していると、数日で葉脈を残して枝ごと全滅させる勢いです。

チュウレンジハバチの幼虫
幼虫は緑色でアオムシに似ているが、ハチの仲間です。
成虫のチュウレンジハバチにはあまりお目にかかりません。
そもそも人を攻撃しないし、刺しもしません。毒針も持っていないハチです。
…が、このチュウレンジハバチは若く柔らかいバラの茎に産卵して、我が子の餌場としてしまうのですからタチが悪い。
幼虫は一度にたくさん発生して、葉裏に群棲し、葉縁から葉を食べつくします。
成虫は茎に卵を産み付ける
たまに、バラの茎に傷口ができているのを見かけるんですが、これもチュウレンジハバチのせいでタチが悪い。
チュウレンジハバチ(成虫)はバラの茎に卵を産み付けるのですが、
産み付ける時に茎を縦に割くようにして産み付けるので
茎についた縦の傷口がぱっくりと開いてくるのです。
チュウレンジハバチ 名前の由来
チュウレンジバチは「鐫花娘子蜂」で、「鐫」は、ノミとか彫るといった意味らしい。そして、成虫はバラの茎に卵をノミで埋め込むように産むこと。そういうところまでは、多くの人が書いている。
チュウレンジハバチの名前の由来は、あまり詳しくはわかりません。
体長:15mm(幼虫)
発生時期:5月~10月 特に夏~秋
チュウレンジハバチ対策
チュウレンジハバチは薬剤に対する抵抗力がそう高くないので、薬剤散布による防除が効果的です。
バラの害虫対策としてスタンダードなオルトランやベニカXなどがあります。
植物Fan.TaiChi
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