【シモツケ】の育て方チェック

Last Updated on 2020年8月23日 by Taichi

紫陽花のそばで…

アジサイの花が咲く頃、花壇の脇でひっそりと赤い花白い花を咲かせる【シモツケ】

6月の花【シモツケ】

【シモツケ】は日本発・日本原産の植物なので、成育条件が合いやすく、花壇のバイプレイヤーズの一員として大変ありがたい存在‼️

【シモツケ】とは

【学 名】Spiraea japonica
【和 名】シモツケ
【英 名】Japanese spiraea
【別 名】キシモツケ(木下野)
※名前のシモツケは、現在の栃木県にあたる「下野の国」で自生していたことに由来します。
シモツケ(下野)の反対はコウズケ(上野)そう、吉良上野介の上野、ですね。
ちなみに「上野の国」は「こうずけ」と読んで、栃木県の隣の群馬県にあたります。

【科・属】バラ科シモツケ属 落葉低木
【原産地】日本、朝鮮半島、中国
【草丈・樹高】0.5~1m
【開花期】5月中旬~6月
夏もちらほらとは咲きますが鑑賞価値は低い😅
【花の色】赤,白,ピンク

シモツケ

シモツケ(ピンク)

シモツケ(赤)

シモツケ(赤)

【特徴】
落葉低木。耐寒性◎耐暑性◎
生長期には根元から細い枝を多数伸ばし、春から夏にかけて直径5㎜程度の赤い(もしくは紫、白)小さな花がたくさん集まって、半円状に形をつくります。これを「散房花序」と言います。

シモツケの育て方

置き場所・環境・用土

日当たりが悪いと花つきが悪くなりますので注意。腐植質に富み、水はけのよい土壌が適しています。乾燥しすぎない場所が吉。環境が合えば旺盛に生育してよく花を咲かせます。
鉢植えは、春から秋までは日当たりのよい場所で管理します。冬は落葉するので、日陰でもかまいません。

水やり

乾いたらたっぷり💦。露地植えは基本的に不要。
落葉&冬越し中の株は乾燥気味に管理します。

肥料

春と秋に緩効性肥料を与えます。それほど肥料食いではないので肥沃な土なら無理に与える必要はありません。

植えつけ・植え替え

植えつけは落葉期(休眠期)の11月~12月、2月~3月が適しています。
鉢植えの場合は、根が鉢の底から出てきたら植え替えの合図です。

剪定・切り戻し

強剪定

放任しても自然とまとまりますが、枝葉が密生してくると風通しが悪くなり病害虫も発生しやすくなります。2~3月に徒長枝や下がり枝などを整理し、枝が込んでいれば根元から伸びる若い枝を残して古枝を切り取ります。また、数年に一度、深く刈り込んで株を若返らせます。春以降伸びた枝にも花がつくので思いきった剪定も可能です。

花柄摘み

花を長く楽しむために、まめに花柄摘みを行うと良いでしょう。花後早めに花柄を葉を数枚つけて摘み取り、脇芽を育てます。花がつかなくなった枝は、花が終わった直後に根元から切り除きます。

増やし方

シモツケは挿し木で殖やせます。適期は2月頃です。
挿し穂には昨年伸びた太くてしっかりした枝の先を、10cmほどの長さに切って使用します。
挿し穂は赤玉土などの挿し木用の用土(新鮮で肥料の入っていないもの)に挿し、半日陰で管理しましょう。

うまく育ちますよう…
植物fan.TaiChi

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植物&庭園が大好きなサラリーマンガーデナー。植物たちの育て方を学び、第2の人生は手作りの庭で植物たちに囲まれて四季を感じながら過ごし、人生を終えたい。 さてその庭は、和庭か?イングリッシュガーデンか?場所は?日本?海外?…悪戦苦闘、ドタバタボタニカルライフに多少なりとも共感していただける方はぜひブログを御覧になってくださいませ。