Last Updated on 2022年11月13日 by Taichi
【ハナミズキ】の花は美しい
もう何年にもわたってシンボルツリーの人気ランキングにランクインし続けている人気の花木
【ハナミズキ】
程よい高さに収まり、花も実も季節感タップリで美しく、紅葉してくれる花木、ハナミズキ。
欠点をあげるなら、人気すぎてあちこちで見かけるのでつまらない、といったところぐらいしか思い当たらないです。
白や赤のハナミズキの花は、桜と入れかわるように4月~5月にかけて咲きます
ハナミズキはミズキ科の落葉花木で高さは10mほどまで。北アメリカ原産でアメリカを代表する花木の一つでもあります。
英名は「犬の木」という意味の「Dogwood」と呼ばれています。
ハナミズキが日本へ入ってきたのは明治時代(1912年)、ワシントンD.C.に贈ったサクラ(ソメイヨシノ)の返礼として贈られ、日本にやってきた木として知られています。
【ハナミズキ】の紅葉はスゴい
【ハナミズキ】の赤い実はかわいい
【ハナミズキ】とは
学 名:Cornus florida
和 名:ハナミズキ(花水木)
英 名:Flowering dogwood
※ハナミズキの樹液を犬の病気治療に用いていたことからこの名前がついたそうです。
別 名:アメリカヤマボウシ
科・属:ミズキ科ミズキ属
原産地:北アメリカ
樹 高:~10m
開花期:4月~5月
花の大きさ:
ハナミズキの花に見えているのは、実は苞(ほう)という葉の一種で、中心にある雌蕊(めしべ)のように見えるものが、花序(かじょ)という4mm程の小さな花が集合しているものです。
花弁に見える苞は、花の存在を虫や鳥に教えるための大事な役割があります。
耐寒性:〇
耐暑性:〇
耐陰性:△ 育たないことはないけれど花付きがずいぶん悪くなります。
特徴・草姿:
落葉低木。寒さ、暑さともにやや弱い傾向にあります。 最終樹形は8~10mにもなりますが、生育は比較的ゆっくりですし剪定によって樹高をコントロールすることができるので、3~4m位の高さで管理するとよいでしょう。
花言葉:
アメリカからの返礼なので文字通り「返礼」
ゆっくり育つことから「永続性」
ほかに「私の思いを受け取ってください」など
【ハナミズキ】の品種・バリエーションは?
紅花系
“チェロキー・チーフ”
古くからあり、紅色が濃い紅花の代表種。“レッド・ジャイアント”
赤く大きな花が咲く品種です。若木のうちから開花する点が最大の特徴。鉢植えでもよく栽培されます。“ジュニア・ミス”
紅花底白(中心に白いぼかし)の中輪種で、花付きが良く、鉢植えにも向きます。
ピンクの大輪の花、濃い緑の葉で、ハナミズキのなかでももっともポピュラーな品種
白花系
“クラウド・ナイン”
広弁の大輪種で、白花の代表種。花付きが良いです。“エディーズ・ホワイト・ワンダー”
極大輪種。“アルバプレナ ダブルホワイト”
二重咲きで、八重ハナミズキで出回る場合もあります。“ピグミー”
矮性品種で鉢植向きです。“トリカラー”
淡黄色の葉に白と黄色の覆輪斑が入ります。“レインボー”
葉に黄色の斑が入ります。
【ハナミズキ】の育て方
環境
日当たりの良い場所でないと花付きが悪くなり、秋の紅葉も鮮やかになりません。
日本全国で栽培可能ですが、沖縄~九州・四国などの暖地は冬期の休眠が不充分な為やや生育が悪くなります。
肥沃でやや湿潤な土質を好み、夏の乾燥が苦手です。
用土
庭植にする場合は腐葉土をしっかり漉き込みます。
鉢で育てる場合は赤玉土小粒7:腐葉土3の割合で混ぜた用土を使用します。
水やり
鉢植えは基本通りの”乾いたらたっぷり”
庭植えは、最初の植え付け時ににしっかり水やりをした後は自然の降雨に任せます。
肥料
冬の間に寒肥(12月~2月)そして花後のお礼肥(5月)を忘れないようにしましょう。
植え付け・植え替え
植え付けの適期は、落葉後、真冬を避けた10月下旬~11月と2月下旬~3月です。
苗木の根鉢より2~3割大きい穴を掘り、底に腐葉土を入れ、緩効性の化成肥料を適量入れたのち、土と混ぜます。根鉢を少しくずした苗木を、根元が地表より少し高くなるような位置に植え付けます。
鉢への植え付けや植え替えは、3月に行います。
植物fan.Taichi