Last Updated on 2023年11月18日 by Taichi
自生地では絶滅危惧?
紅葉が終わって、街中の木々が寂しげに見える時期に存在感を示す【モクビャッコウ】
シルバーリーフが美しい!
枝がよく分枝してこんもり茂り、半球形にまとまっている姿もよく見かけます。
海岸部などに自生し、乱獲などによって絶滅が危惧されていて現在環境省レッドデータで‘絶滅危惧Ⅱ類’に指定されているそうです。園芸品種としては結構出回っている気がしますが…自生地から無暗に収穫したりしてはいけませんね。
【モクビャッコウ】冬の花の地味さがむしろイイ感じ
冬には花弁を持たない小さな黄色い球状の花(頭状花・筒状花)が咲き、花の少ない季節をつなぎます。
花の地味さは【カレープラント】と双璧?と思いますが、冬の開花は地味なりに存在感があって個人的には好きですね~
シルバーリーフの美しさから、近頃は寄せ植えの材料として使用されることが多くなったそうです。
【モクビャッコウ】とは
学 名:Crossostephium chinense
和 名:モクビャッコウ(木百香、木百紅)
※シルバーリーフであることからサボテンの白虹になぞらえ、木本なので《木の白虹》→→→木百香とついた説アリ。
英 名:Chinese wromwood
別 名:アルテミシア
科・属:キク科モクビャッコウ属
原産地:南西諸島や中国・台湾・フィリピンなど東アジア
草 丈:30~50㎝
開花期:12月~3月
花の大きさ:0.5~1cm
耐寒性:△やや弱い
耐暑性:〇強い
耐陰性:△やや弱い
特徴・草姿・花言葉
キク科の常緑性小低木。低木ですが、小ぶりでこんもりと茂って育つので多年草のように扱えます。ある程度株が育つと下の方の枝が木質化してきます。葉には独特の香りがあります。
【モクビャッコウ】の育て方
環境
モクビャッコウは自生地は海岸沿いの岩場で、日当たり・水はけの良い場所が適しています。耐寒性がやや弱いので寒さに気をつければ育てやすい植物です。鉢植えは真冬には室内に移動させるのがおすすめ。
日当たりや水はけが悪いと美しい葉色を発色しなかったり、生育が悪くなるので注意。日当たりの悪い下葉は、枯れこんでしまいます。
用土
水はけがよい用土で、乾燥気味に育てるとよいでしょう。モクビャッコウの自生地がカルシウムを多く含む岩場なので、庭植え・露地植えの場合は植えつけ場所に苦土石灰や有機石灰などを撒いておくとよく育ちます。
水やり
土の表面がしっかり乾いてからたっぷり水やりします。
肥料
さほど肥料を必要としません。春、花後に緩効性の肥料を置き肥します。
植え付け・植え替え
植え付け適期は春。
剪定・切り戻し
モクビャッコウの剪定(切り戻し)の適期は花後の摘花と、春先に芽吹いた後の強剪定です。花後には都度花茎を切り戻します。3月~4月の新芽が見えだす頃には株元20cmくらいの高さで強い剪定を施します。
病害虫
病害虫の発生はほぼありません。
増やし方
モクビャッコウを増やすなら挿し木が簡単です。挿し木の適期は春。枝の先端を5~10㎝くらい切って挿し穂にします。木質化した部分や花芽がついている部分は挿し穂に向いていません。挿し穂の下の方の葉を取り除き、水揚げをしてから市販の挿し木の用土や、赤玉土単用などに挿し木します。
【モクビャッコウ】園芸家の評判は?
最近は園芸店でも人気らしく,直近では横浜の山下公園のバラ園で寄せ植えとしてたくさん植えられているのを見ました。色鮮やかなバラや他の1年草とシルバーリーフの相性が良く,お互いを引き立て合っていました。
暖かくなって新芽が伸びだす前に根元近くでバッサリと刈り込みます。地際の枝には小さな芽がびっしりとついており、いつも10cmほど残して刈り込んでいますが、モクビャッコウは成長が早く、伸びた枝先に葉をつけるので夏になれば自然にきれいなドーム状の樹形に育ちます。
シロタエギクのように、とても丈夫な宿根草だと思っていたのですが、絶滅が危ぶまれている品種だったとは、知りませんでした。
モクビャッコウは地植えすると
大きくなり過ぎるので これからは鉢で管理して
こうやってお庭に置いて楽しもうと思います
植物Fan.TaiChi
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