Last Updated on 2023年1月12日 by Taichi
中低木の【赤いサルビア】
普通、赤いサルビアと聞くと
下の画像のサルビア…草丈30cmくらいのこんもりとしたサルビア【スプレンデンス】をイメージしますが…
目の高さくらいにまで成長して
独特の赤い小花を咲かせる【ローズリーフセージ】
ご存じでしょうか?
草丈は概ね1m程度です。花は夏から秋咲き。秋11月あたりが一番花を楽しめます。ふっくらとした花形で、穂先につける球状の蕾が個性的でとっても可愛いのです。
派手さはありませんが個人的には大好きな風情です。出会ったのは、神戸布引ハーブ園です。
✿ハーブガイド本日の一押し!ローズリーフセージ・・・シソ科。葉の形がローズの葉に似ているということから、この名前で呼ばれます。別名はサルビア・インボルクラータ。花は丸い苞葉に包まれた状態で成長し、中から濃いピンク色の花が咲きます。四季の庭にて開花中です♪ pic.twitter.com/bJOQjKKQXt
— 神戸布引ハーブ園【公式】 (@herbguideKOBE) October 22, 2016
【ローズリーフセージ】とは
学 名:Salvia involucrata
和 名:ローズリーフセージ
英 名:Rose-leaf sage
別 名:サルビア・インボルクラータ
科・属:シソ科アキギリ(サルビア)属
原産地:中央アメリカ、メキシコ
草 丈:40~150cm
開花期:9~12月
耐寒性:〇 マイナス5℃くらいまで耐えます
耐暑性:〇
耐陰性:△
特徴・草姿・花言葉
ローズリーフセージは半耐寒性常緑亜低木で、美しい赤紫の苞がある花を夏から秋にかけて長期間咲かせます。初夏からパラパラと咲き始めますが最盛期は秋から初冬です。花序の形は総状のものと球状のものが出回っています。葉にはほのかな芳香があり、株は横によく広がって放任すると2m近くまで生長し、株元は木質化します。※球状に固まってつく品種はあまり横に広がりません。
【ローズリーフセージ】の育て方
環境
ローズリーフセージは中米メキシコが原産で、森林などの木陰に自生しているそうです。
ですのでローズリーフセージはやや半日陰を好みますが、暗すぎる場所では徒長して軟弱になり花つきも悪くなりますので、ある程度の日光は必要です。
寒さに弱いという記述がよくありますが、南関東以西の暖地では屋外でも冬を越します。冬になると基本的に地上部は落葉しますがマイナス5度以下にならなければ春にふたたび芽吹きます。氷点下が続くような地方はマルチングなどで霜よけをし、寒さから守りましょう。枝葉が伸びすぎたら、春に姿を整えるのがよいでしょう。
用土
水はけ・水持ちの良い肥沃な土が適しますが、一般的な園芸用土なら大丈夫です。
水やり
乾燥に比較的強く、過湿に若干弱いですが基本的な水やりで大丈夫です。春から秋に掛けては、土が乾いたら鉢底から水が出るくらいに、しっかりと水をやってください。鉢植えの場合は受け皿に水が溜まっていたら、水を捨ててください。
肥料
ローズリーフセージはさほど肥料を必要としません。露地植えなら植え付け時に腐葉土か堆肥を漉き込んでおけばよいでしょう。多肥にすると生長しすぎることもあるため、花つきなど見ながら判断するとよいでしょう。
鉢植えは、春4~5月と秋10月に緩効性肥料を与える程度です。
植え付け・植え替え
ローズリーフセージは耐寒性がやや弱いので、秋に気温が下がるのを待ってから植え付けようとするとあっという間に寒くなってしまいがちな昨今ですので植え付け・植え替えは初夏5月あたりが適期です。
剪定
よく伸びるので春~初夏に短めに切り戻すと花が増えて見栄えがします。花後は短くカットし株を充実させましょう。
株元から2節ほどの長さ(10cm程度)を残して剪定します。
病害虫
たまに葉が虫に食われる程度で、病害虫はあまり発生しません。
増やし方
挿し木で増やせます。適期は晩春の5月~夏の、茎がある程度しっかりしてきた頃がよいでしょう。
【ローズリーフセージ】園芸家の評判は?
まるでツバキの花が開くように苞葉が開き始めて、
その中から、まさにサルビアの形の花が伸び始めるのです!
不思議な花です(^.^)
彼岸を過ぎたあたりからグイ~ンと伸び始める
このお花の咲き方は けっこう面白くて 頂上の丸い玉の中に
蕾が入っており そこから新しいお花が生まれるように 咲きます。けっこう大きくなる サルビア系の花で 背丈が2m近くありました。
花の形が シソ科の特徴をよく表してますが ちょっと怪獣みたいなお花!
植物Fan.TaiChi
【ローズリーフセージ】の通販
関連記事:秋花壇にベルベットの花を!【アメジストセージ】の品種と育て方チェック!剪定時期を覚えよう!