爽やかなスカイブルーのアジサイ【てまりてまり】ってどんな花?&育て方チェック!

Last Updated on 2023年6月7日 by Taichi

都市公園で見かけたアジサイの姿

5月にはすでに、
満開のアジサイがターミナル駅周辺の公園でも見られます。早いもんですね。

こちらはアジサイの改良品種【てまりてまり】

アジサイ(紫陽花)【てまりてまり】

アジサイ(紫陽花)【てまりてまり】

この青空感!モーレツな爽やかさ!
そしてこの名前の通り、まんまるでてまりそのもの?!の咲き方。
【てまりてまり】は装飾花だけが、かわいい八重咲きのくす玉咲きに咲きます。

土の酸度、肥料、水やりなど
花き農家さんが丁寧に育てた結果なんでしょうね~

作出された加茂花菖蒲園さんの紹介ページより抜粋:

テマリ状の八重咲でかわいらしい丸弁。一輪の花は小型だが、ひとつづつの花が八重咲になっていて、近くで見るととても可愛らしく見飽きない。作出当初は「花手鞠」と命名したが、後に事情により「テマリテマリ」と改名した。

元々は”花手鞠”って名前だったんですね~

アジサイ【てまりてまり】

アジサイ【てまりてまり】

アジサイ【てまりてまり】とは

学 名:Hydrangea serrata 
和 名:てまりてまり
科・属:ユキノシタ科アジサイ属
交配親:ヤマアジサイ × 西洋アジサイ
※ヤマアジサイを西洋アジサイぽいテマリ状にしたのでしょうか?

作出者:加茂花菖蒲園(静岡県掛川市)
開花期:6~9月頃
樹 高:1m ~ 1.5m
花の色:青~紫~ピンク 土壌酸度による
花の大きさ:大輪咲き
咲き方:テマリ咲き
耐寒性:◎
耐暑性:〇
耐陰性:〇
特徴・用途:
耐寒性落葉低木のテマリアジサイ。
鉢植え、庭植え、コンテナ、花壇、切り花、ドライフラワーなどに向く

加茂花菖蒲園さんの紹介ページより抜粋:

木はガクアジサイタイプで枝葉とも山アジサイ系と比べ大型。やや樹形がまとまりにくいタイプなので、地植えではなるべく日当たりの良いところに植え付けたほうが良い。




アジサイ【てまりてまり】の育て方

通常のアジサイの育て方に準じます。

環境

風通しのよい日当たりが適してます、と一言でいうは易く、で
日当たりがいい場所で育てると花付きは良くなる一方で昨今の真夏の直射日光にさらされると葉焼けを起こして弱ってしまいます。
日当たりは午前中だけとか、反射光で明るめの半日陰などなら十分育ちます。

用土

肥沃な土壌を好みますのでやせた土壌に植え付ける場合は堆肥を漉き込みます。
鉢植えは市販の園芸土でも赤玉土+腐葉土の配合土でも問題なく育ちます。
そして【てまりてまり】は、一般的なアジサイ同様花色が用土の酸度によって変わります。
土が酸性だと青、アルカリ性だと赤に変わります。
アルカリ性で赤くなる品種は苦土石灰を混ぜてアルカリ性にします。
青がきれいに見たい場合はピートモスを混ぜて弱酸性にしてください。
庭植えにする場合は酸度調整をしないと青色に傾きやすくなります。

水やり

乾いたらたっぷり、の原則どおりですが、
「迷ったらあげる」くらいの心づもりでいいかと。
露地植えは、しっかり根付く前の乾燥に要注意です。

肥料

アジサイはそれほど肥料を必要としません。
寒肥(2月)とお礼肥(7月)をしっかり施肥すればまず育ちます。
あとは様子を見て、葉っぱの色が薄くなったりして元気がないようでしたら
薄めの液肥を与えます。

植え付け・植え替え

アジサイの植え付けは秋~冬の休眠・落葉期に行うのがオススメ、ただ極寒期は避けます。
夏はNG。やめといた方がいいです。
母の日のプレゼントにもらったアジサイは、秋を待って涼しくなってから植え付けた方がいいです。

剪定

剪定は花芽がつく10月まで、7・8月中に行う、が基本ですが
経験上、そうシビアにならす枯れた花も楽しんだあとに
切りたい大きさで切っても或る程度花は咲く、
と思っておいた方がストレスなくガーデニングできてよいかと。

病害虫

アジサイが人気なのは、病害虫が少ないことも理由のひとつ。
ウチのアジサイはそろって病害虫被害はほぼなし。
たまにバッタが齧る程度。予防薬も散布したことないです。

増やし方

挿し木で増やします。適期は6~7月頃。
元気な枝を7~10cmほどに切り揃えて、葉を2枚程度残し残りは全て切り落とします。
1~2時間ほど水に浸けて、赤玉土小粒に挿します。
しっかり発根するまでの1~2ヶ月は水を切らさないようにし、
十分に根が生えたら一回り大きな鉢や地面に植え替えてください。




アジサイ【てまりてまり】園芸家の評判は?

鉢植えで育ててるのでピンクになってます
とても鮮明な色で綺麗です

近くで撮ってみました
一つの株でピンクのてまりとブルーのてまりが咲いてますね
中間の藤色もあります
ピンク、薄い藤色、ブルーと七変化してくれるので
見てるのが楽しいですよ

手まり咲きで花色がブルーから緑に変わっていく紫陽花です。
今年は去年よりも草丈・花数が倍以上になり、
5~8月までたっぷりと花を楽しませてもらいました。
花色が変わる様子を見るのがおもしろかったです!

≪てまりてまり≫の回りをスッキリさせ過ぎて
左右=西日&朝日で日焼けするようになってしまい凄く残念

去年お隣に挿し木でお分けしたのが
なんとピンク色になって咲いたのです。
びっくりですね。
ブルーよりピンクのほうがかわいい~~!
不思議ですね。

鉢植えで買ってきて、地植えしましたが、元々ピンク色だったのが、淡いブルーから紫になっちゃいました。
この品種は土の影響を受けやすいようです。

植物Fan.TaiChi

アジサイ【てまりてまり】の通販

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ABOUTこの記事をかいた人

植物&庭園が大好きなサラリーマンガーデナー。植物たちの育て方を学び、第2の人生は手作りの庭で植物たちに囲まれて四季を感じながら過ごし、人生を終えたい。 さてその庭は、和庭か?イングリッシュガーデンか?場所は?日本?海外?…悪戦苦闘、ドタバタボタニカルライフに多少なりとも共感していただける方はぜひブログを御覧になってくださいませ。