これぞヤマアジサイ【富士の滝】の育て方チェック

Last Updated on 2021年7月25日 by Taichi

独特の【山奥にいるような感じ】

山野草のシンボル的な、存在感。
山奥にひっそりと佇んでいるような、風情?

ヤマアジサイ【富士の滝】

ヤマアジサイ【富士の滝】

さすがですなぁ、【富士の滝】もう10年くらいの付き合いになります…

ヤマアジサイ【富士の滝】とは

【学 名】Hydrangea macrophylla serrata
【和 名】ヤマアジサイ富士の滝
【科・属】ユキノシタ科(アジサイ科)アジサイ属
【原産地】日本 富士山系
【開花期】5~7月

【特徴・草姿・草丈】
●耐寒性低木、落葉樹
●樹高約0.8m
●円弁八重咲き 半てまり咲き
●耐寒性 耐暑性 共に強い

ヤマアジサイ【富士の滝】

ヤマアジサイ【富士の滝】

端正な丸い花弁の八重咲きでとても清楚な印象を与えてくれます。多花性で、大きく育つと滝のように見事に開花します。秋にはエンジ色に変化し、特に気温が低いと発色が良く、目を奪われる美しさなんだとか…筆者はまだ見たことがありませぬが?

ヤマアジサイ【富士の滝】の育て方

置き場所・環境・用土

何度か植え替えをして10号鉢に植え付けて以来、半日陰に置きっぱなしで何年も植え替えをせずにいるにも関わらず、花を咲かせてくれている。
ただし【富士の滝】と呼ぶような猛烈な花つきになったことはない?→剪定の項チェック

水やり ?

アジサイなんで、水は大好き。露地植えの場合は雨の降らない日が続くようならやる程度で大丈夫ですが、鉢植えの場合には乾いたらたっぷり?とはいっても水切れしてしまいやすいので春~夏の間は特に注意が必要です。1日1回、晴れた日には2回程度やりましょう。休眠期には鉢内が乾ききらない程度に水やりをしましょう。

水断大敵‼️

仕事が重なり水やりをうっかり忘れていても、このヤマアジサイ【富士の滝】は、ギリギリまで結構平気な顔をしている。そして突然、シナシナになってしまう…
鉢植えで育てるなら夏場のマメな水やりがキモ。当たり前に思いがちだけど案外これで大事なアジサイをからしてしまうことが多い?

肥料

寒肥とお礼肥を推奨。

寒肥→暖地では12~2月 寒冷地は春先に

追肥(お礼肥)として花後にもう一度固形肥料を施しましょう。

その他管理方法

剪定

剪定は、季節毎のテクニックがあります。

✂梅雨明け (7月上旬から9月中旬)
花がら摘みと合わせて、今年伸びた新梢の芽(節)を3~5個残し剪定すると花つきが良くなる。

✂晩秋の落葉前後(11月下旬ごろ)
切り詰めると、樹形を小さくすることができ、枝下に残る大きい芽から花を咲かせることもできます。

✂冬(2月~3月上旬)
古くなり木質化した茎を整理します。
鉢植えなら無闇に生え広がることはないので、いつも伸び過ぎた枝を整理する程度の剪定。あまり花芽を気にしたことがないが、花つきを良くするなら梅雨明け、新枝を積極的に残して剪定をちゃんとするのが吉。

植え替え

2~3年に1回植え替え推奨。用土の通気性が良くなるので。落葉期の3月が適期。

増やし方

指し芽推奨。
4月→古くて元気な枝が使える
6月→新枝がしっかりしてきたものが使える。

うまく育ちますよう…
植物fan.TaiChi

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(山野草)盆栽 ヤマアジサイ(山紫陽花) 品種おまかせ 2.5~3号(1ポット)
charm(チャーム)
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植物&庭園が大好きなサラリーマンガーデナー。植物たちの育て方を学び、第2の人生は手作りの庭で植物たちに囲まれて四季を感じながら過ごし、人生を終えたい。 さてその庭は、和庭か?イングリッシュガーデンか?場所は?日本?海外?…悪戦苦闘、ドタバタボタニカルライフに多少なりとも共感していただける方はぜひブログを御覧になってくださいませ。