Last Updated on 2022年10月1日 by Taichi
カレーの香りが枝葉から香るので、カレープラント。母から譲り受けたこのハーブを育てて、もう10年以上になります。

カレープラント 玄関アプローチに露地植えした。
来客には、玄関アプローチにてなぜかカレーの香りがする
このシルバーリーフ植物を楽しんでもらいます。
乾燥させた後も色や形の変化が無いことから【イモーテル】【エバーラスティング】とも呼ばれます。
【カレープラント】とは
【学 名】Helichrysum italicum
【英 名】curry plant
【別 名】 エバーラスティング
乾燥させた後も、色や形の変化が無いことから、イモーテル(不滅)、エバーラスティング(永遠)とも呼ばれる。Wikipedia
【分 類】 キク科・ムギワラギク属
【原産地】地中海沿岸
【開花期】7~10月
【特徴・草姿・草丈】
育てやすさでいったら、我が家の長寿植物の中でも1、2を争う。
ただ、日当たり・水はけの悪い露地植えは不格好に育つし、花が地味。一方でシルバーリーフは見栄えがするのでサブ的な使い方がよいと思います。

カレープラントの花
カレープラントの育て方
置き場所・環境
日当たり、風通しのよい乾燥した場所推奨。高温多湿はアウト。枯死しないまでもヒョロヒョロに徒長する。

徒長するカレープラント。水はけが極端に悪い場所。
用土は水はけが良い土推奨。石灰をまいて酸性を中和しておく、という記述をよく見かけるがそんなに気にすることもない。日当たり・水はけの方がよっぽど大事。
水やり
基本は、乾いたらたっぷり。やせ地で育つ植物なんで、乾かし気味推奨。迷ったらやらない。
肥料
控えめ推奨。やり過ぎると色が悪くなったり香りが薄まったり。成長期の春、秋に薄めの液肥か緩行性の肥料を少量与えれば良い。
その他管理方法
植え替え
5月~6月、9月~10月。鉢植えは根がパンパンに張りやすいので、マメな植え替えが望ましい。
増やし方
挿し木 適期は5月、9~10月。
刈り込んだ穂先を挿し木にすると、どんどんふえます。
切り戻し
梅雨前にしっかり切り戻しをします。
株元、枝の下部から出ている新芽を伸ばすように、3分の1くらいまでは切り戻します。
【カレープラント】園芸家の評判は?
育てながら感じたカレープラントの印象は、とても活性が高い感じ。
順調に大きくなり、香りも本当にカレーそのものです。
気づいたら花が咲き、何とも言えない色のバランスが魅力…。
キク科ムギワラギク(ヘリクリサム)属という、花は確かにキクの小花の形ですが、独特の雰囲気です。
本物のカレーというより、カレーのお菓子やカレーの匂いがする練り消しの香りに近いような気がします。
なかなか他の植物にはない、個性的な香りをしているので、ぜひカレープラントがあったときは香りを感じてみてください。
うまく育ちますよう…
植物fan.Taichi
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